活人剣
活人剣
寿光刀匠
「活人剣とは」
人を活かすための剣
本来、人を殺傷する目的のための刀剣が、使い方によっては、活かすすものとしてはたらくこと
■柳生宗矩(やぎゅうむねのり):戦国時代〜江戸時代
一介の剣士から最後には大名へと出世した人物
宗矩が唱えた思想:「活人剣」
活躍した時代 :『関ヶ原の合戦後』
歴史上剣術家の中で、一介の剣士から大名まで上り詰めた人は「柳生宗矩」ただ一人
思想は剣術
柳生宗矩が提唱した思想「本来忌むべき武力も、一人の悪人を殺すためには用いることで、万人を救い、活かす手段にもなる」と、戦国時代終わりに「剣術」の存在意義が定義された。誤解されることも多く、決して「悪人と言え殺さない。と意味するのではなく、宗矩も剣術が殺すための術で有ること(殺人刀)を否定せず、「殺すこと」・「活かすこと」の両面を知ることを重視している。
殺人刀:厳しく突く
「 」
■るろうに剣心抜粋
『剣は人を活かす手段にもなる』
柳生宗矩の考え方をベースにしている
辻斬りを行う「抜刀斎」が神谷活心流を名乗り、神谷活心流の道場に通う門弟が寄りつかなくなった。「神谷活心流」の跡継ぎで師範代の神谷薫は、辻斬りの人相書きに似た鵜堂刃衛を襲うものの歯が立たない。窮地に陥った薫は、剣心によって助けられた。その後、道場にやって来た2人のやり取り。神谷活心流の理想を聞いた剣心には、思うところがあった。
剣心「流儀の威信なんて、命をかけて守るほど重いものではござらんよ」
薫「“剣は人を殺すための道具にあらず”(ではない)。人を活かす剣を理想とする神谷活心流が、殺人剣にけがされるとは・・・。たかが流浪人風情に、この悔しさはわからないわよ!」
剣心「人を活かす剣・・・」
神谷活心流:架空の流派
辻斬り:武士が不意に通行人を斬りつけること