徳川家康遺訓
東照公遺訓
人の一生は重い荷を背負って
遠い道を行くようなもの
急いではならない
不自由が常と思えば不満は生じない
心に欲が起きた時は
困窮した時を思い出すこと
堪えてしのぶ
長い間安らかでいられる土台
「怒り」は敵と思え
勝つことばかり知って
負けを知らない事は
災いがその身に至る
己を責めて人を責めるな
足りない位のほうが
やり過ぎてしまっているよりは
優れている
東照公御遺訓
戦国時代を収め天下統一を果たし
江戸幕府を開いた徳川家康の言葉
人の一生は重荷を負て遠き
道をゆくが如し
いそぐべからず
不自由を常とおもへば不足なし
こころに望おこらば困窮したる
時を思ひ出すべし 堪忍は無事
長久の基 いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知てまくる事をしら
ざれば害其身にいたる おのれ
を責て人をせむるな 及ばざる
は過たるよりまされり
四百年続く平和への祈り
久能山東照宮
徳川家康公について:引用
静涯縁研究:筆静涯結心